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「信長のリモート 武将通信録」

高間響による見どころ大特集!

見所①「戦国時代に ZOOM があるという設定からの遊び」
 Covid—19の流行後、多くの団体が参入したZOOM(テレビ会議用オンラインアプリ)演劇。しかし、多くは舞台用に書かれた本をZOOMでやるか、新作だとしてもリモート会議やリモート飲み会が設定の作品。笑の内閣は、歴史シュミレーションゲームでおなじみのコーエーテクモホールディングスが京都市の文化芸術のために寄付をしていただいたことへの感謝として、「戦国時代にZOOMがあったら」という大胆な設定でのZOOM演劇を行います。
 今よりも、情報伝達が難しかった時代に、「ZOOM,メール、電話など人対人の情報伝達ツールがあった場合(ただし、マスメディアやSNSなど、不特定多数への情報発信はなされないという設定)、歴史はどうなるのか。史実でも本能寺の変直後は、天下人信長の死という誰しもが予測しなかった事態に情報が錯綜し、多くの武将・庶民が大パニックに陥りました。
 まさに、今のこのCOVID-19による社会の混乱と共通する点がたくさんあります。「情報」の速報性と正確性で混乱すると共通する話題。時事ネタ劇団・笑の内閣の面目躍如の批評性をもった舞台になります。
見所② 「オンラインでしかできない表現
 劣化舞台にも、劣化映画ドラマにもなってはいけない。
それを合言葉に、画面共有による、戦線地図の表示や、画面から消える、いきなりの小道具出ハケでの遊びなど、生の舞台でも既存の映像でも出来ない表現を多分に盛り込んだ脚本になっています。
見所③ 「意外と歴史に忠実な展開
 「戦国時代にZOOMがある」という大きな嘘を一つだけつくことで、逆に史実に忠実な作劇を可能にします。
 時代劇の難点の一つである、同じ人物が呼ぶ人によって複数の呼び方をされ(秀吉の場合、「羽柴殿」「秀吉殿」「筑前守殿」「藤吉郎」など)、見てる人がややこしいという問題について、ZOOMであればアカウント名を「羽柴筑前守藤吉郎秀吉」にしておけば常に表示されるため、ややこしくありません。史実に忠実に呼べます。
 また、会話劇は「人と人」が会わなければ会話とならず成立しません。しかし、歴史に忠実な時代劇を作る場合、”○月○日にこの場所にいた”という記録を無視して、面白い人同士を会わせて会話するシーンを作ることが出来ません(光秀が、1540年代から信長や松永久秀と会っているわけがないのです)。しかしZOOMならそれも解決。史実では直接面会したことがないとされている有名武将同士も会話できます。
見所④ 「オンライン演劇だから実現する、オールスターキャスト」
 笑の内閣は貧乏劇団です。なので、普段の公演では滞在費を出せる余裕がないため、関西圏以外の役者を呼ぶことができません。しかし、オンライン演劇なら全国から、いや全世界から魅力的な役者を呼ぶことが出来ます。また、普通の劇場なら楽屋に入りきらない大人数芝居も、そのためだけにわざわざ劇場に来てもらうのは勿体無い大物のカメオ出演も、オンラインなら実現できます。
見所⑤ 「京都の魅力をたっぷり発信
 COVID-19の影響で打撃を受ける京都。笑の内閣を育ててくれた地元京都を、文化の力で元気にしたい。そのために「京都」を舞台にし魅力を伝えます。「本能寺」「二条城」「御所」「吉田神社」「山崎の戦い古戦場」「光秀最後の池 小栗栖の竹藪」と配信先は各々の役者の自宅であっても、ZOOMの背景を駆使して、見る人の想像を掻き立てます。いずれCOVID-19が収束した時に、舞台になった場所を巡りたい。そんな作品になっています。
見所⑥ 「時代衣装屋のバックアップで豪華な衣装
 COVID-19の影響は、京都の観光業にも打撃を与えています。
観光客向けのレンタル衣装屋さんもその一つ。その中の一つである、
京阪中書島駅近くの「時代衣装屋おかむら」さんの全面協力のもと、
本格的な戦国衣装(甲冑も含む)を提供していただきお客様の目
を楽しませます
 おかむらさんのHPはこちら https://www.jidaiisho-okamura.com/
見所⑦ 豪華アフタートーク」
 ZOOMであれば、遠方から大物ゲストを呼んだアフタートークも可能。遠方の歴史学者や演劇関係者などをお招きする予定です。
時代衣装おかむら
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